栗まんじゅう
 一個200円

7代目の挑戦

 江戸時代からの暖簾を守る日向野さん。手間を惜しまない仕事振りは、正に先代から引き継いだ職人気質と言えるでしょう。   一方で、「伝統に固守することなく時代の変化には柔軟に対応したい」と話します。 「例えば、戦後は砂糖が不足していたので甘い菓子が人気でしたが、最近は甘さを控えめにしています」

 

 お客さんは何を求めているのか。どうしたらより美味しくなるか――― その研究を日々怠らないと言います。「好みは千差万別。全てのお客様の好みに合わせるのは難しいのですが、より多くの方に美味しいと思ってもらえる菓子を作りたい」と日向野さん。 こうした努力と思いが通じ清寿軒は隠れた名店としてファンも多く、遠く北海道、南は九州から買い求めに来るお客さんもいるそうです。
 「駅から離れているこんなに小さな店に、遠方から来ていただくことは大変嬉しく思います、また同時に怖いことでもありますね。期待を裏切らないようにしなければ」 と日向野さんは笑います。「当店と他店の菓子を、是非食べ比べてください」―――― 7代目の言葉が大変印象に残りました。

 
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